プロパー融資とは?中小企業が銀行から資金調達を成功させる実務ガイド
中小企業が事業資金を調達する際、信用保証付き融資ではなく、銀行が自社の判断で直接貸す「プロパー融資」を利用するケースがあります。
保証協会を通さない分、銀行は審査を厳しく行いますが、条件次第で柔軟な融資が可能です。本記事では、銀行が重視するポイントや、融資成功のための実務的な準備を具体的に解説します。
プロパー融資の特徴
- 銀行が直接貸す融資
信用保証協会を通さず、銀行が自社判断で融資を実行します。 - 審査は厳しい
財務状況、事業計画、返済能力などを細かくチェック。 - 活用場面
設備投資、運転資金、新規事業立ち上げなどに適しています。
銀行が融資判断で重視するポイント
銀行は単なる赤字・黒字だけで判断するわけではありません。「事業の健全性」と「返済可能性」がカギです。
1. 財務状況の透明性
- 過去3期分の決算書(損益計算書・貸借対照表)を整備する
- 赤字の場合は、原因と改善計画を明確にする
2. 自己資金と資本政策
- 銀行は自己資金がある企業を信用しやすい
- 資本金の増資や内部留保の有無も評価対象
3. 事業計画書の完成度
- 売上・利益・経費を数字で示す
- 設備投資や新規事業のROIを具体化
- 銀行担当者が一目で理解できる資料形式にする
4. 返済計画の現実性
- 月次キャッシュフローで返済可能額を提示
- 過去の借入履歴や返済実績も整理して提出
プロパー融資成功のための実務ステップ
- 必要額と用途を明確にする
設備投資、運転資金、事業拡大など、資金使途を明確化。 - 決算書・帳簿の整理
銀行に提出できる状態に整える。 - 事業計画書の作成
数字を具体化し、銀行が理解しやすい資料に。 - 返済計画のシミュレーション
借入額に応じた月次返済負担率を確認。 - 事前チェックリスト
- 自己資金額
- 直近3期分の決算書
- 今後12か月のキャッシュフロー予測
- 融資希望額と用途
銀行との面談前に準備すべきこと
- 複数行に相談する
条件や金利を比較し、最適な銀行を選ぶ。 - 資料を整理して提出
銀行担当者が理解しやすい形で。 - 数字の根拠を明示
売上や利益予測の裏付けを具体的に説明。 - 疑問点は整理
融資可否や条件について不明点を整理して臨む。
専門家に相談するメリット
- 融資に必要な資料の整え方の指導
- 返済計画や事業計画書のブラッシュアップ
- 銀行提出資料のチェック
- 融資成功率を高める交渉ポイントのアドバイス
まとめ
中小企業がプロパー融資で資金を調達するには、事前準備が全てです。財務状況の整理、事業計画書の作成、返済計画の明示により、銀行からの信頼を得ることができます。数字の裏付けを示し、具体的で実務的な計画を整えることが、融資成功の最大のポイントです。
融資を進める前に一度整理しておきたい方は、融資申請サポートをご確認ください。
